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無垢のお家の良いところ
多くの木造住宅が集成材と加工材を多用しているのに対して、良質な木造住宅はほとんど「無垢材」を使用しています。 そのメリットのひとつは湿度が保たれるということです。無垢の木は人が呼吸をするように、湿気が多ければ、木がそれを吸い込み、乾燥していれば木の湿気がそれを吐き出します。つまり、 夏場のように湿度の高い時には湿気を吸い、冬場など乾燥しているときには湿気を放出し、室内の湿度を調節する機能があるのです。また、無垢の木の家には蓄熱作用があり、部屋の湿度を保つことに役立ちます。 一度暖まると冷えにくく、一年中快適に過ごせます。

木のもつ温かみの秘密とは

切り倒された木が木のそのものの原型を保てるのは、植物細胞壁が堅いセルロースでできているからです。植物も動物も、生命活動をしているときは、細胞は水で満たされています。動物が死ぬと細胞膜から水分が抜けて干物のように小さな塊になります。しかし、木は切り倒された後、細胞の中の水分が抜けていきますが、細胞壁が木の変形を維持し『空間』を作ります。それも、空気を含んだごく『小さな空間』です。 空気の熱伝導率はゼロに近く、空気の熱移動は対流によって起こります。ですから、空気を微小空間に閉じ込めて対流を防げば、熱の移動が起こりません。この独立した微小な空気の部屋が熱を断つため、木は優れた断熱材になるというわけです。手で触れて温かいということは、手の熱が木に伝わりにくいということ。言い換えれば木は熱を奪わないということです。木のやさしさとは、木の優れた『断熱性』を物語っているのです。

木はなぜ呼吸するの?なぜ結露しないの?

木の呼吸と結露しない理由は、根本的には「細胞の働き」によるものからです。細胞の境にあって湿気などの出し入れをするものが細胞膜であり、この細胞膜は浸透性を持っています。そのために細胞の中にある水分が抜けていきます。 細胞膜がビニールだったら、いつになっても水分は抜けません。この浸透膜には微小な穴が開いていて、膜の内と外の湿気(分子)の濃度に違いがある場合、均等になろうとします。これが“木の呼吸”に例えられているのです。 木の表面に湿気や水分が近づいても、それは木の中に取り込まれますので木の表面はいつもでさらっと乾燥しています。すなわち、『木は結露しない物質』なのです。 冬、浴室が湿気でいっぱいになっても、壁や天井に無垢のヒノキやヒバを張ってあれば、決して水滴は垂れてこないのはそのためです。 合板やパーティクルボードなど木のフェイク商品は、接着剤で木の呼吸を止めてしまうため、行き場のない水が繊維系断熱材に溜まってしまい結露します。 結露の犯人は木の格好をしたフェイクの木、ニセモノの木で造った木の家にあるといっても過言ではないでしょう。

無垢材と化学建材の違いとは?

自然素材だから人間の五感にやさしく、疲労が少ない

木は、自然が生み出した建築材です。紫外線の呼吸率が高く、木の表面の無数の凸凹による光の反射が目に優しく映ります。とくに、木の床には適度な弾力があり、弾力作用が働き、衝撃を吸収するので床に使うと衝撃を防ぎ、足が疲れにくく、また木には断熱性があるため(主に柔らかい針葉樹と軟質広葉樹)足裏が暖かく体の冷えを防ぎ、疲れにくい。さらに木は、断熱性が高いため、肌触りが良い・・・など、木は様々な長所を持っています。日本の伝統的な建築工法の木造軸組住宅は、強く耐久性に優れていることはもちろん、光や音を優しく受け止め、人に心地よい住環境をつくります。疲れは足の冷えと関係があります。コンクリートやビニールは木と比べ熱伝導率が8〜10倍もあり、足の温度を急激に下げてしまい、ご年輩の方にはあまり適した建材とはいえません。

調湿機能を持つ木材はお年寄りに優しい

木が呼吸することはよく知られています。調湿機能を持っているため、周囲の湿度が高くなると湿気を吸収し、乾燥すると水分を放出します。木をふんだんに使った木造住宅は結露が生じにくく、穏やかで快適な環境を保ちます。まさに、お年寄りやお子様に優しい、現代の日本にふさわしい住まいと言えます。木の持つ調湿機能は室内の湿度を最適といわれる60%〜70%に保ちます。そのため、カビを繁殖させたり、ダニや細菌の原因のひとつとなっている結露を防ぐことができるのです。また、木の精油にはアレルギーや喘息の原因となるダニ・カビ・細菌類の増殖を抑制する効果もあります。

含水率20%以下の乾燥材を使用しています

木造住宅として最適なはずの木材も、多くの中には反ったり、ねじれたり、割れたりするものがあります。なぜでしょう?これは木材に含まれている水分が主たる原因です。良質な木でできた無垢材でも乾燥が不十分であれば、反り返り、ねじれ、割れなどを起こし、建築後におおきなトラブルを招くことになります。木材は水分を吸収すると膨張し、乾燥すると収縮しようとする性質があります。 伐採したばかりの木には全体にたっぷりと水分が浸透しています。木に含まれている水分を表す数字を「含水率」といいます。その水分は時間とともに蒸発していきますが、木の繊維方向によって収縮の割合が異なります。これが木材の変形の原因になります。

木材強度と水分の関係

木材の性質は繊維飽和点(Flder Saturation Point=F.S.P)を境に変化することが知られています。このF.S.Pは木材中の水分が乾燥され、細部孔内にある自由水が減少し、細部壁内にふくまれている結合水だけで飽和された状態、又はそのときの含水率のことをいいます。このF.S.Pの含水率は約30%で、それからさらに乾燥し、含水率が減少すると、木材の強度はグラフの様にほぼ直線的に上昇します。

含水率20パーセント以下の乾燥無垢材の利点

デコボコしたズレは天然だからこその欠点?

一方で無垢の木のデメリットと使われているところもあります。無垢の床材を使ったフローリングは、当初は凹凸が生じて小さな段差が出来ることがあります。

じつは、木は呼吸を繰り返していますので、一年ぐらい経過することで、しっくり馴染んでくるのです。

あなたの家族がお風呂にはいったり、また料理をしたときに湿気が発生します。この湿気を無垢材は吸って、呼吸を始めるのです。

すると、一年も経つ頃には、あなたの生活パターンに無垢材が馴染んでくるのです。その結果、一年後には、きれいに木が並びます。これは、無垢材の木の家の良いところともいえるでしょう。

もちろん、木のことを知らない人が作ると、本当にデコボコの床の木造住宅ができあがってしまうこともありますので注意しましょう。『木の性質』『無垢材の木の家』のことをきちんと知った人に作業してもらえれば、全く問題ありません。

良質の乾燥無垢材を使用した木の家で、家族のいのちと財産を守ります。

天然の無垢材を構造に用いた建築物は、歴史ある神社仏閣等の木造建築でも明らかなように、数百年にもおよぶ頑強さを証明していいます。浜砂住建が使用する柱・梁・桁・土台・大引きなどすべての構造材は、提携工場の人工乾燥機で乾燥させ、『含水率20%以下にした天然無垢の乾燥材』だけを使います。 各部材はコンピューター制御で工場生産された精度の高いプレカット材。確かな素材選定と先進テクノロジーにより構造部の強度をさらに高めています。浜砂住建の木の家は、歴史から証明されている技術と時代に合わせた新しい技術の融合された木造住宅なのです。
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